海外の患者がシドニーを選ぶ理由
オーストラリアが医学研究における画期的発見や研究をし、多くの分野で世界の医学をリードしてきた事実を海外の患者に紹介
胸腺の役割‐1961年にウォルター・アンド・エリザ・ホール医学研究所は、免疫機能に不可欠な構成要素であるT細胞生成における胸腺の役割を発見しました。
葉酸と神経管欠損症‐パースの小児科研究者チームは、妊婦の食生活における葉酸(ビタミンBグループに属する)の不足と、その妊婦から生まれる乳児が二分脊椎を発症するリスクとの関わりを発見しました。
睡眠時の姿勢と乳幼児突然死症候群(SIDS)‐うつ伏せで寝る乳幼児にSIDSが起こるリスクは、そうでない乳幼児より少なくとも3倍大きいことを研究者らが発見しました。
リチウムと双極性障害‐ジョン・ケイド医師は早くも1948年に、リチウム化合物が双極性障害もしくは躁うつ病の症状を緩和することを発見しました。
人口内耳‐オーストラリアが世界をリードする、重度の難聴を治療するための人口内耳の移植は、聴覚障害のある子供と大人のための人口内耳開発の先駆者であるグレアム・クラーク教授によって、シドニーで開発されました。人口内耳は1985年に商品化されました。
細菌と胃潰瘍‐バリー・マーシャル医師は自分自身をヘリコバクター・ピロリ菌に感染させ、この菌が胃潰瘍の原因であることを証明しました。
1981年に、シドニー大学の研究チームは初めての閉塞性睡眠時無呼吸の非観血的治療法を考え出しました。経鼻持続陽圧気道圧法システムがマスクを通じて鼻に空気を送り込み、気道を開存させた状態に保ちます。このシステムは60カ国で販売されています。
オーストラリアとノーベル医学賞
下記の7人のオーストラリア人がノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
バリー・ジェームズ・マーシャル氏とロビン・ウォレン氏が2005年に“ヘリコバクター・ピロリ菌の発見と胃炎や胃かいようにおける役割の解明”で受賞
ピーター・チャールズ・ドハーティー氏が1996年に“細胞性免疫防御の特異性に関する研究”で受賞
ベルンハルト・カッツ氏がウルフ・フォン・オイラー氏ならびにジュリアス・アクセルロッド氏と共に1970年に“神経末梢部における伝達物質の発見と、その貯蔵、解離、不活化の機構に関する研究”で受賞
ジョン・カリュー・エクレス氏がアラン・ロイド・ホジキン氏ならびにアンドリュー・フィールディング・ハクスリー氏と共に1963年に“神経細胞の末梢および中枢部における興奮と抑制に関するイオン機構の発見”で受賞
フランク・マクファーレン・バーネット氏がピーター・ブライアン・メダワー氏と共に1960年に“後天的免疫寛容の発見”で受賞
ハワード・フローリー卿が1945年にペニシリンについての研究で受賞
フランク・マクファーレン・バーネット卿が組織移植に対する免疫反応についての研究で受賞